年度末

市内の大学から、
「退官なので、研究室を整理したい」
との依頼あり。
専攻は経済学。ちょっと躊躇する分野だけれど、とりあえず下見に行ってみる。
机の周りは本棚がグルリと取り巻き、すべて本。私の車できっちり5、6台分はある。全部整理して運び出すとしたら、2日で終わるだろうか?
「みんな運び出すって、そんなことができるんですか!?」
めぼしい本だけピックアップして、残りは図書館に寄付するつもりだったらしい。しかし、それではあまりにも図書館さんが気の毒なような気もしますが。
欲しい本だけ抜いていいのだったら、願ってもない。あれとこれとそれとこっち、約十数箱といったところ。
「うーむ、たったそれだけですか」
結局、全部私にまかせるか、図書館にまかせるか、それともめぼしい本を(私が)ピックアップするか、少し時間を置いてよ〜く考えてみよう、ということになった。
帰宅すると、別の大学の、やはり退官するという教官の方から「研究室を片付けたい」という依頼が待っていた。それも同じく経済学!