出張買取

大宰府まで。地震以来一週間、市外に出るのは初めて。国分寺跡近くの静かな住宅街でした。四天王寺山の緑が近くに迫ってなかなか風情のある街並みです。
三部屋の床が見えないくらいに並べられた本は数千冊か?残念ながら背文字も読めないくらいにヤケた本が多くちょっとためらっていると、「役に立つ本だけお持ちになっていいですよ」いらない本は置いていけ、というありがたいお言葉。超特急で、それでも一時間以上かかって選び出した本は17函、例によって腰の張りを気にしながらの積み込みは、雨がちょっとじゃまでした。
帰り際、「これも持っていっていただけます?」いかにも申し訳なさそうに指差されたのは古い版の岩波鴎外全集。いろんな古本屋に打診して断られたそうで。気を取り直して追加で積み込みました。鴎外先生、草葉の陰で泣いているぞ。