大人になりました

博多区諸岡。
十数箱。ご夫婦は多分ほぼ私と同世代。内容で捨てるような本はほとんど無い。しかし傷み本はかなりありそうだ。
「持って行ってもらうほどの本がどれほどあるものやら、なんだか申し訳なくて・・」
「いえいえ、全部いただきます」
「え、それならホントに助かるんですが、無理しないでくださいね」
箱詰めの間にも、ご主人がどんどん運び下ろして、私はほんの2、3箱。4階だから大いに助かる。

お茶をご馳走になった後、お支払いの段になると、ご夫婦口を揃えて、
「いえいえとんでもないです。こんなに遠くまでわざわざ来ていただいて、片付けていただいて、そのお金はお車代とでもいうことにしてください」
さてどうしたものか?若い頃は「いや、商売ですから」と無理やり置いて帰ったものだけど、せっかくのご好意を無碍にするのも悪いしなあ。引越し前にもう一回、整理があるというし。
「その時はまたご遠慮なく声をかけてください」
ということで、お言葉に甘えたけれど、こんなことでいいのかしら。