間一髪

丸善に引き続き、明日からは清川商店街で即売会。昨日の準備は棚を二本組み立てただけ。今朝は早めに9時に到着、まだ誰もいない。シャッター前に荷物を降ろし、車を駐車場に入れ、大家さんからカギを受け取って戻ってみると、おじさんが荷物をさわっている。「他の店のジャマになっているのかな?」と思ったけれどどうも様子がおかしい。一番上に置いていたレジを悠々と自転車に括りつけ始めた。なんだこりゃ、泥棒か。駆け寄って「あんた、何やってんだ!」と怒鳴りつけると、ヘラヘラ笑いながらレジを戻してなにやら弁解(多分)をしている。「にいちゃん、そうカッカしなさんな。たいしたことやないやないか」と言っているのか。日本語ではないのでさっぱり判らない。「あんた他にもやっとるんやないか」と自転車のカゴを調べようとしたら「これは俺んだ、触るな!」(多分そんなことだろう)と大声だして、いきなり自転車に飛び乗りそのまま逃げてしまった。


アーケードの商店街、どの店も開店直後か準備中で、周りに人もあふれているのに、あの堂々たる盗みっぷり(未遂だけれど)。子ども時代家のカギもかけなかったような田舎者にはとてもついていけません。怒るというか、あきれるというか、ほとんど笑うしかない。