ツリーオブライフ

ブラッド・ピットショーン・ペン、ひいき俳優二人の演技合戦を期待してたのに、とんだ当て外れ。二人は顔も合わせない。最後にそれらしき場面はあるけど、ペンの方はあれはスタントだなきっと。ごまかしだ。大物同士のスケジュールの都合かもしれないけど、フェアじゃないぞ。
しかし、映画はそんなことが問題じゃなかった。
しょっぱなから延々と続くイメージ映像と意味ありげなモノローグ。なにか宗教的な意味がありそうだけど、私のような無宗教者にはさっぱり合点がいかない。そのうち宇宙創成から始まって天地創造、生命の誕生・進化、さらには恐竜まで出てくる!まるでBBCのドキュメンタリー番組のようだ。それも劣化版。
予告編を見て、ピットとペン、父と息子の葛藤の物語だと思ってたのになあ...。後半に少しはあったかしらん。
子役の男の子もどこがリバーフェニックスなんだか。
ビデオなら10分で観るの止めてます。
誰か席を立つかなと観察してたけど、二十数人誰も帰らなかった。斜め前のおばさんは眠ってた。
映画館のあるトリアス久山に行く途中、立花山の峠越えで、ワイパー最強でも辛いくらいの土砂降りになったけど、あれは神の啓示だったな。引き返せばよかった。