坊主丸儲け、ではないそうです

昨年連休中に亡くなった義父の一周忌。一泊二日の強行軍で島根に行ってきた。
一時間足らず、なんだかお経ばかり読まされる法事で、禅宗なのについ「ナンマンダブツナンマンダブツ」と呟いてしまいそうになる。
終わって義母が差し出すお布施を、お坊さんが受け取りながら、私の息子と甥っこをチラリと見て、
「今日はお若い方もおいでのようですから、申し上げておきましょう。俗に“坊主丸儲け”といいますが、決してそのようなものではございません。このお金はすべて宗教法人△▽寺へ収められます。△▽寺は、毎年きちんと収支報告や財産目録を、県や税務署に提出しております。私はいわば△▽寺の社員にすぎないのであります」
と、ここまではいいとして、
「いわば年中無休24時間勤務の社員ですから、それにしてはお給料が少ないなあ、と思います。ははは」
これはひょっとしたら、これまでお渡ししたお布施の金額に不満があるということだろうか?