次はいさぎよく遅刻しろ

市の準備のために早目に起きると、
「ねえ、オトーサン」
娘がすり寄ってくる。
「悪いけど、送ってくれない?遅くなっちゃった」
普段は話しかけてもろくに返事もしないくせに、なんという勝手なヤツだ!
超特急で着替えて顔も洗わず、市場会場への道筋ちょうど真ん中あたりにある職場まで送っていき、すぐさま引き返す。
パンだけかじって歯を磨きメールをチェック、どういうわけか6件もきていた注文を大急ぎで処理して、出品荷物を積み込んで、また同じ道。
先週北九州の大市があったにしては、今日の集まりはまあまあだった。しかし、本らしい本はいよいよダメです。