やっと今日から夏本番

送っていただいたリストを見ると、国文関係のしっかりした基本図書がズラリ。しかし、ご希望の買取値段が当方の思惑とはあまりにもかけ離れている。二十年前ならともかく。いや、それでも高すぎるか。
メールのやり取りで、全点市場への委託出品を提案、了承いただいた。あれやこれや手筈を考える。まずは下見だな。
ということで、今日は下見だけのはずだったのに、見せていただいて驚いた。あのリストからすれば、本の量があまりにも少ない。国史大系だけでも台車一台分はあるはずなのに、三冊しかない。他にも“揃い”と書かれていた全集・叢書類がことごとく欠本、端本。ざっと見て、揃っているのは日本国語大辞典大漢和辞典くらいのものか。その上、ほとんどに蔵書印と名前。亡くなった奥さまの蔵書ということで、書名だけをリストアップしたらしい。あんなに大事にしていたのだから、チェックせずに全部揃っているものと思い込んで。
これを委託で出品したとしても、市場が盛り上がるとはとても思えない。持って行って持って帰るだけになってしまう。急きょ予定変更、今日全部買い取らせていただく。値段は交渉の末、ご希望の40分の1。それでも利益が出せるのやらどうやら。
最後に付け足していただいたCD一箱に期待しよう。
油断して水も持っていかず、夜になっても軽い熱中症の症状が消えない。