笹丘ダイエー

初めての遅番当番。
なんだか面倒くさそうな〆の手順を何度も確認する。
この売り場は全部ダイエーが管理するので、毎日入金機に売上金を投入しなければならないのだ。その絵解き説明書まで渡されているけれども、しかし、いざ機械の前に立つと、どのボタンが最初やら最後やらさっぱりわからない。
恥をしのんで、隣のお兄さんに「初めてなんだけど、どうやるの?」と聞くやいなや、「あ、簡単ですよ」ぱっとカードキーを取り上げられ、「ほら最初はここで、これをこうやってこうなって」あっという間に、ささやかな売上金がみんな機械に吸い込まれてしまった。
いや、お兄さんね、親切なのはありがたいんだけど、全部やってくれたら、次また誰かに教えてもらわなきゃならないじゃないの。おじさんの進歩がないんだよね。
よしこの次は、女の子に声をかけよう。