二件

午前中、西区愛宕浜
私が学生時代に完成した埋立地が、今や高級住宅街(?)に変貌してしまった。突端の、海に臨む巨大マンション群が一つの敷地内に肩寄せ合ってまるで城塞のようだ。四つのゲートに締め切られ、車で中に入れない。歩いてゆけという。何百メートルも台車を押せというのかね。
管理室直通のインターフォンでお客様の名前を告げても「今日は中央広場でイベントがあるので、部外の車はお断り」とにべもない。結局電話でお客様を呼び出して、ゲートを開けてもらった。こういうご時世だから、警備担当者がピリピリしているのも、無理もないこととは思うけれど。
昭和40、50年代の堅めの文学書3箱。ちょっと厳しいところ。
帰宅すると、今日は仕事休みのカミサンが、ホークス二軍とアイランドリーグチームとの練習試合を見に行くという。どうしようか、少し迷ったけれど、頭の片隅に浮かぶものがあって我慢する。と、すぐに予感通り、買取依頼の電話あり。ほら、やっぱりね。
車で20分ほどの団地。冊数は多かった。が、少し古めのベストセラーがほとんどで、残念ながら引き取れず。申し訳なし。
こんなことなら、試合に行けばよかったか。