香椎古本まつり明日から

という訳で、また生き返ってしまったJR香椎駅フレスタ3階古本まつりの準備で一日中。わが家から車でわずか10分。油断しすぎてスチール棚の金具を忘れ、取りに帰ったりなどして、夕方近くどうにか体裁をととのえ、戻ってネット注文の梱包を終え、発送に行こうと自転車を出そうとしたら、まるで待ちかまえていたかのように、屈強なオッサンが立ちはだかり「この店、もう開けんのかいな?」
「そうかもうだめか。古本屋もやおないなあ」
「オレ本好きでなあ、ほれ、あんたの香椎の店も時々寄せてもらっとんのや」
「あんだけの在庫と、こっちの店と、今時、本なんか売れんのやろなあ。あんたも大変やなあ」
どうやら、香椎時代のお隣さん、今も店を持ちこたえているI書林とごっちゃ混ぜになっているらしい。私の香椎の店は、8年も前に潰れとります。しかし、せっかくのお客さんに、「あの店、この店と別なんです」と言うわけにもいかない。
「どうもありがとうございます。これからもどうぞよろしく」
心ならずも小さなウソをついてしまった。
ゴメンナサイ。商売人はツライ。