サイレントキラー

今日から歩くことにした。
歩くにはまずそれ用のクツがいる。人工島を越えて香椎浜のイオンまでクツを買いに行く。いつもは車で行く道。歩くとなんと一時間もかかった。まだまだ殺風景な人工島を、トラックを避けながら歩くのはけっこうシンドイ。
イオンの中にある回転すし屋さんに入って、小さな声で「ビール飲みたいな」と言ったら、カミサンから無視された。「今日は車じゃないしなあ・・」もう一度言うと「バカじゃないの!あんたは!」そんなに怒ることないのに。
じつは、一昨日保険の審査の医者が来た。他は問題なさそうだけれど、血圧が異常に高い。なんと200オーバー。
お医者さんがあわてて何度も何度も、右手左手、わが家の押入れの血圧計まで引っぱり出したけれど、数字は変わらない。
「私は報告するだけで、審査は本社がするんですよ。私じゃないんです」クドクド言い訳しながら帰っていった。どうやらこの数字では、保険の継続は難しいらしい。
医者が帰り、夕方計ったら160。寝る前には140まで落ちた。医者や看護婦を見ただけで血圧が上がるという白衣型高血圧(だったかな?)の極端なヤツではあるまいか。要するに臆病者だね。
ということで、カミサンから禁酒と運動の厳命が下ってしまった。血圧200じゃ反抗できやしない。ただし私の解釈では、ビールは酒ではない、と思いたい。
イオンからの帰りは日和ってバスに乗って、帰り着いてさっそく計ってみると、80−120。なんだこれは。まったくの健康血圧ではないか。要するに運動不足かね。しかしあまりにも極端な。
「なんちゅう単純な男やろか」カミサンからまた睨まれた。