久方ぶりの

九大病院。
ほとんど一年ぶりに来てみたら、システムがすっかり変わっている。受付で渡された「その日の予定表」のようなもの、こんなもの前にはなかった。名前の他には「時間指定なし」と書いているだけ。検査の欄も手術の欄もその他も、当然ながら空欄のまま。たった一行のためにA4一枚使うのか。地球が暖かくなるはずだな。
いつもは患者がひしめきあっている診察室前廊下に、今日は一人もいない。「しめた!」と思ったら、専用待合室が出来ていた。やっぱり3時間待ち。担当の女医さんも転勤で、もういない。ひそかにファンだったのに、残念。ますます足が遠のきそうだ。新しい担当は二十代後半か、まだまだ初々しい。やる気満々。「CTやったことあります?ない?試しにやってみますか?」張り切りすぎですって先生。無理やり病気見つけ出してくれなくてもいいのに。「まあ、たいしたことないと思いますよ。もう少し様子見ましょうか」くらいを期待していたのに。
なんと支払いが機械式になっていて、計算表のバーコードの読み取りがうまくいかずおおいにあせる。4、5台並んだどの振込機でも、おっさんおばさん似たようなもんだ。領収書取り忘れの人もいる。大学病院なんて高齢者ばかりなんだから、こんなところをいきなり最新式にしてもらっては困りますです。