地域緊迫

今日は通学路の辻々に、おじさんおばさんたちが大勢出ている。オレンジ色の蛍光色のパーカーを着て、みな寒そうだ。背中には黒字で「奈多防犯」。昨夜放送していた“自警団”とはこの人たちか。
昨夜10時すぎ、いきなり有線放送が始まったのには驚いた。夜中の放送は本当に珍しい。音量もいつもより大きいようでもある。
音が大きすぎ、距離が近すぎでよく聞き取れないけれど、どうやら隣接の大型団地で子どもがさらわれそうになったらしい。小学6年の男の子。いったんは車に連れ込まれたけれど、隙をみて逃げたとのこと。「通学時間には子どもたちに注意していてくれ」と言っている。自警団も総動員だそうで。
「あんた、ろくろく注文もなくてヒマなんだから、子どもたちを守ってやったら」カミサンはお気楽に言うけれど、町内会にも出たことがなくご近所さんの顔も知らない私なんぞが、こういう時だけノコノコ出て行ったら、不審人物として通報されそうだ。