空振り



今日はまったく見込み違い。
電話でのお話も、落ち着いた住宅街の雰囲気も、ご自宅のたたずまいも、失礼ながらお客さまの風貌も、いかにも本にふさわしく、期待は高まるばかりでしたが、残念ながら一冊もいただけず。見せられたのは本当の捨て本だけで、奥の書斎には善本・稀本がぎっちり詰まっているのではないだろうか、という妄想がもくもくわいてくる。