ワーキングプア



相変わらず中継グダグダ、肝心のプレーを見せてくれないオールスター(第一戦よりはましか?)を見限って、NHKスペシャル「急増“働く貧困層”」を見る。前半は見逃した。身につまされる。“店を失った個人営業古本屋”が取り上げられていないのが不思議なくらいだ。


空洞化する商店街、アルツハイマーの妻をかかえ、保険料・医療費も払えなくなっていく仕立て屋さん。一家総出で働いても結局赤字のイチゴ農家。妻に死なれ、リストラされ、三つのバイトを掛け持ちしても子どもの教育費が捻出できない中年男。父親を早くに失い、母親に遺棄された高校時代からバイトで暮し、定職に就けないまま30歳を過ぎて、そのバイトさえなくなり、今ではホームレスとなった青年。


最後の青年なぞ人ごとではない。関東でフリーターやっている息子を、久しぶりに思い出してしまった。