一応雪山

本日は九州には珍しく「暴風雪警報」まで発令されたそうです。白い山々が呼んでいる、ということで、凍った滝でも見てやろう、宝満山の難所ガ滝へ。登山口の宇美町昭和の森駐車場入り口に大きな看板が立っていて「半年前の水害で山が壊れちまったので復旧工事中であるから一般人は立ち入るべからず」と書いてある。さてどうしたものか?迷っているとガードマンが手招きしてくれる。なんのことはない、いっぱい駐車しているではありませんか。看板の狙いは後半の「事故があっても町には責任ないからね」だけですか、はいはい。


昼から急に思い立ったものだから、手袋忘れ、帽子忘れ、ザックの中はタオルと水!と黒棒(お菓子)半袋だけ。暖かいお茶くらい思いつかないものかね、後悔先に立たず。登るにつれて雪はますます深く、すきっ腹で寒い。スパッツだけは持ってきたものの、手袋なしの指先はかじかんで着けられやしない。「全身凍ッテ力ナシ」有名な遭難記の一節も頭に浮かぶ。「意ヲ決ス」さっさと下ろう。滝まで後10分くらいだったか、残念。また来るさ。



積雪30〜40cm。ルートも定かならず、ほとんどラッセル状態